駅弁大会といえばこれ!手作りの味で愛され続けるベストセラー駅弁!
2011年12月24日 (土)
皆様、こんにちは!
「牛肉どまん中」で「東北駅弁特集」に参加する「新杵屋」専務の舩山です。
「牛肉どまん中」は、2000年の「東西牛肉対決」で京王の駅弁大会に初めて参加させていただき、おかげさまでそれ以来、たくさんの方に知っていただけるようになりました。
県産米の「どまんなか」のご飯に、秘伝のタレで味付けした牛肉煮と牛そぼろ煮がたっぷり。
甘辛の味付けがリピーターの方にもご好評をいただいています。
◆牛肉どまん中
(山形県 奥羽本線/米沢駅)
1,100円(税込)
「牛肉どまん中」は、山形新幹線の開通を記念して誕生したお弁当です。
その後、多くの方に愛される駅弁に育ちましたが、どんなに作る量が増えても、肉を切るところからタレ作りまで自分達で行い、手作りの味を守っています。
肉は、ほど良くサシの入った国産和牛。
その薄切りとそぼろを、代々受け継がれてきたすき焼き風の甘辛ダレで煮込みます。
肉を煮るのも大きな機械は使わず、鍋でじっくり煮込むんですよ。
そして、ふっくら炊いた山形県産米「どまんなか」のご飯の上に敷き詰めて、さらに上からもタレをかけて出来上がり!
ご飯にもタレがたっぷりしみこんでいますよ♪
駅弁大会では、毎朝5時に会場に入り、開店に向けて仕込みを行います。
毎日息つく間もないですが、常連の方も多く、「やっぱりこれを食べなくちゃね」と言っていただくのが本当にうれしいです。
「新杵屋」は1921年(大正10年)、菓子店として創業し、その後は米沢駅前に本店を構え、駅弁の販売を行なっています。
仙台にも支店があり、私は今、仙台の事務所に常駐しているんですが、今回の震災で、仙台港近くの支店は大きな被害を受けました。
私も当日その付近にいたのですが、何とか他の従業員も皆無事避難できました。
当時は、とにかく自分たちにできること、お弁当屋さんにできる使命を果たさなくてはと、駅や列車に残っているお客様にお食事をお出ししていました。
物資が不足していたので、新潟など遠くの駅弁屋さんにもご協力いただいて、米沢から約2週間毎日物資を運んでいました。
この時は本当に駅弁屋さんの「結束力」を実感しましたね。
今大会でも、とにかく皆様の期待に応えるため、精一杯お作りしたいと思います。
よろしくお願いいたします!