9日目:ご飯と鶏肉のW主演!10年ぶりの実演で東北を盛り上げる!「鶏めし弁当」
2012年1月20日 (金)
「鶏めし弁当」を食べました!
インターネット担当 礒部
「がんばろう日本!東北駅弁特集」から秋田県奥羽本線大館駅の「鶏めし弁当」を食べました。
では、いただきます!
とその前に、掛紙の絵柄が気になって、実演の売場でお伺いしてしまいました。
「稲」と「こけし」の絵柄だそうです。
この渋い絵柄の掛紙に、調製元の「花善」さんの歴史の重みを感じて期待が高まります。
さて、恒例のふたを開けた時の第一印象ですが、インパクトは大きくないものの、鶏肉がご飯の上に上品に乗っていてシンプル、そんな印象を受けました。
まずは鶏肉甘辛煮、小ぶりな鶏肉が玉子のそぼろの上に集まっています。
食べてみると鶏肉に甘辛のタレが絡んでいて、いい味しています。
次に鶏のスープと秘伝の醤油で炊き上げたというご飯の方もいただきます。
いい具合に茶色く色づいたご飯は駅弁大会の実演スペースで炊いているそうですが、これがなんとも美味しい。
ご飯だけドンドン食べ進めていってしまいそうな勢いです。
そんな鶏ご飯に鶏肉をのせて一緒に食べると・・・、もはや何も言うことはないほど。
弁当というとどうしても上にのっている具ばかりが取り上げられがちですが、このお弁当はご飯も鶏肉もどちらも主役で、W主演という感じでしょうか。
さらに、がんもどき煮、鶏肉のつみれ、フキの煮付け、栗甘露煮など、主役を盛り立てる脇役たちも、それぞれ一つ一つがしっかりと役割を果たしています。
特にお花のような形をしているものは原材料的にはあっさり「蒲鉾」としか書かれていませんが、きれいな形と、真ん中はツナが固められている感じで、特に気に入ってしまいました。
W主演に、名脇役たち、決して派手ではないけれど、それぞれが自分の持ち場で黙々と仕事をこなしていて、一つの駅弁を作り上げている。
この完成度の高さで「鶏めし」が長い間愛され続けているのだと納得しました。
長く付き合えるいい駅弁と出会えて本当によかったです。
ごちそうさまでした。
今回は調製元の「花善」さんは、東北駅弁特集を盛り上げるために、10年ぶりに駅弁大会に実演でご参加いただいています。
ぜひ「鶏めし弁当」をご賞味ください。
「一日一弁対決」での礒部の登場はこれで最後ですが、東北の駅弁を食べて応援!この思いでまだまだ食べまくりたいと思います。
ありがとうございました。