仲間が増えて駅弁熱がヒートアップ!密かな「名弁」探しが楽しい!
2012年1月 5日 (木)
最初に参加したのはたぶん90年代だと思いますが、その頃はまだ会期中に一回~二回行くか行かないかというくらいでした。もともと物産展は好きだったので、その延長として行きました。本気でハマり始めたのは2005年から。mixiで京王駅弁大会のコミュを立ち上げて、駅弁大会仲間が増えるとヒートアップしていき、会期中ほぼ毎日通うようになりました。
2005年から毎年、駅弁大会仲間と購入した駅弁を持って日帰り温泉旅行をしています。この旅の間は、ほとんど駅弁の話しかしないという徹底ぶりですが、実に楽しいですね。会期中、さぁ、屋上で食べようかと上がると、しょっちゅう仲間に出会うのも、なんだか照れくさいような嬉しいような気持ちになります。
やはり新宿という地の利と二週間という会期の長さから、何度でも行けるところが嬉しいですね。あれだけたくさんの駅弁が並ぶのだから、一回や二回行ったくらいじゃ買い切れないわけですよ。今日はこれにするけど、明日はあれにしようとか計画を立てて考えられるのが楽しいのです。
対決やテレビの番組で紹介されるなどで注目される駅弁には長蛇の列が出来ますが、並ばずに買える駅弁にも美味しいものがたくさんあります。自分の目で掘り出し物の駅弁を発見するのも楽しいですよ。また駅弁ファンの間では、器派といって、容器にこだわる人も多いのです。丼などは、その後も使えてお得です。今回は器で攻める、今回は魚介を中心に、あるいは四国縛り、などと自分でテーマを決めるのも駅弁大会を楽しむコツです。
社会人の方は、なかなか週末しか行けないでしょうが、平日に会社が終わったあとに駆けつけるのもオススメ。閉店間際は売り切れの駅弁も多いのですが、意外な人気駅弁が並ばずに買えたりすることもあります。のんびりゆったり選べるのは魅力ですね。
とにかくチラシが重要です。会場に行く前にチラシを入手して、事前に購入計画を立てておくのがポイント。買いたい駅弁をリストアップして、販売ブースの位置を確かめておきましょう。僕らの間では、実はこのチラシを見ている時が一番楽しいのでは、なんて話もよくします。
今回はチラシ未掲載の輸送駅弁の中から、密かな「名弁」を見つけることをテーマにしたいですね。とはいいつつも、華やかな実演販売の方につい惹かれてしまうのですが。
いかめし(北海道 函館本線/森駅)
500円(税込)
キング・オブ・サブ弁。もうひとつ買いたいなという時には安くて美味しいこれしかない。
湖北のおはなし
(滋賀県 東海道本線/米原駅)
1,100円(税込)
まるで貴婦人のように端正で完成された上品な駅弁。おかずの一品一品が素晴らしい。
ぶりかまめし
(富山県 北陸本線/富山駅)
980円(税込)
個人的には一番好き。とろけるようなぶりと、わさびでさっぱりとした味わいのご飯の取り合わせが絶品。
牛肉どまん中
(山形県 奥羽本線/米沢駅)
1,100円(税込)
ボリュームといい、味といい、やっぱりこれだなという説得力。
峠の釜めし
(群馬県 信越本線/横川駅)
900円(税込)
豊富な具と統一の取れた味わい。有名弁には、やはりそれなりの実力がある。
ながさき鯨カツ弁当
(長崎県 長崎本線/長崎駅)
1,050円(税込)
ほの甘くサクサクしたカツ、香ばしい竜田揚げ、そしてそぼろと鯨肉の魅力を堪能できる。
抹茶ひつまぶし日本一弁当
(愛知県 東海道本線/名古屋駅)
1,200円(税込)
熱いお湯が必要というのは駅弁としては邪道だが、この美味さの前にはひれ伏すしかない。駅弁の鰻がこんなに美味しいなんて!
ひっぱりだこ飯
(兵庫県 山陽本線/西明石駅)
980円(税込)
大きなタコ足の歯ごたえ、そしてご飯の奥に潜むボールを発見した時の喜び。食べ終わった後は壺も活用できる。
いわしのほっかぶり寿司
(北海道 根室本線/釧路駅)
900円(税込)
さっぱりした味わいと歯ごたえ。毎年食べる度に、ああこれこれと思う。濃厚な味のサーモン入りとどっちにするかいつも悩む。
番外として、岐阜県 二四三屋のみたらしだんご。香ばしいあのだんごは、会場に行く度に必ず一本食べます!駅弁大会と切り離すことのできない名物です!