会場の雰囲気が大好き!人との出会い、駅弁との出会いを楽しんで!
2012年1月 5日 (木)
高校生のときだったと思います。もともと電車好きで、京王のチラシを見て駅弁大会を知り、自分の好きな路線で売っていた駅弁が出ていたので買いにいこうと思ったこと、それと家族に駅弁を買ってきてほしいと頼まれたことがきっかけでした。
たまたま隣にいた優しそうなご年配の男性が「この弁当は、素朴に見えるんだけれど美味しいよ」って教えてくれたことがありました。私が何を買おうか迷っていたように見えたのだと思います。実際、迷っていたかも(笑)。その駅弁を買ってみたら美味しかった。それまでは高級食材を使った目玉商品の駅弁をよく買っていたのですが、この出来事がきっかけで、駅弁に対するイメージが変わりました。
会場の雰囲気が好きというのが一番かなと思います。全国の駅弁がこれほどまでに種類豊富に並ぶことは他にありませんし、買うのも楽しく、また見ているだけでも楽しめるというのが、駅弁大会の魅力だと思います。
ポイントは、いかに並ぶ時間を短くするか、でしょうか。そのために一度売場を見に行って、買いたい駅弁がどこに売っているか、できるだけ正確に覚えておくようにしています。そうすると、実際に買うときにすぐにそこへ行けるので、並ぶ時間を短くできると思います。あとは、お金は1,000円札を多めに用意します。大きなお金だと、お釣りをもらうときに店員さんがお金を数えるのに時間がかかるからです。あとは気持ちにゆとりを持つようにしています。どうしても人気の駅弁は列が長くなってしまうのですが、そんなときも他の駅弁が出来上がる様子を見たりして楽しんでいます。
人気の大会ですし、たくさんの駅弁を売っているので、どこに目当ての駅弁があるかを探すのが大変かもしれません。数量も限られているので、目当ての駅弁が買えないこともあります。私も買えないことが今でもあります。そんなときは、ぜひ他の駅弁を楽しんでみてください。意外な出会いがあったりするもので、たまたま見つけた駅弁のファンになるかもしれません。
毎年そうなのですが、特に大きな目標や意気込みは持っていません。あえて一つ挙げるとするならば、自然体で思うままに楽しむ、ということです。何かおいしそうな駅弁を見つけて買ってみる、それでまた新たな発見ができれば、それでいいかな、と思っています。

海の輝き(北海道 函館本線/小樽駅)
1,260円(税込)
うにといくらが万遍なくちりばめられ、最後までその味を楽しめるのがポイントかと思います。
ぶりかまめし
(富山県 北陸本線/富山駅)
980円(税込)
最初に食べたとき、実演で出来上がってすぐのぶりが脂がのってとても美味しかったのを覚えています。これは実演で食べたいです。
びっくりみそかつ弁当
(愛知県 東海道本線/名古屋駅)
980円(税込)
駅弁は小ぶりなものが多い中、この駅弁は食べ応えがあり、食べたときに本当にお腹がすいていたことも重なり、好きになりました。
(※今大会では販売しておりません)
峠の釜めし
(群馬県 信越本線/横川駅)
900円(税込)
自分の駅弁好きのルーツで、新幹線開業とともに廃線になった碓氷峠(横川~軽井沢間)の列車の中でよく食べました。これを食べると今でも列車が往来していた様子を思い出します。
阿波地鶏弁当
(徳島県 高徳線/徳島駅)
950円(税込)
鶏肉を食べたいなとふと思うときがあり、そんなときはこの駅弁を買うことが多いです。味がしみ込んだご飯と阿波尾鶏が美味しいです。
C58みそとん弁当
(埼玉県 秩父鉄道/熊谷駅)
800円(税込)
2種類の味付けの豚肉を味わえる美味しい駅弁で、秩父鉄道を走るSL列車の車内だけの販売だったことも貴重でした。今は新しい弁当に変わってしまったようです。
(※今大会では販売しておりません)
ぶりのすし
(富山県 北陸本線/富山駅)
1,300円(税込)
「ますのすし」とともに売られている駅弁。かつて北陸本線方面へ鉄道で旅行に行ったときに買い、ファンになりました。
湖北のおはなし
(滋賀県 東海道本線/米原駅)
1,100円(税込)
先述の男性に教えてもらった駅弁。具材に味がしっかりしみ込み、駅弁に対するイメージが変わりました。
笹巻きえんがわずし
(宮城県 東北本線/仙台駅)
1,000円(税込)
とろける美味しさと見ため以上の食べ応え。一度食べてすぐに気に入りました。カレイがあがる女川は、かつて旅行で行った場所で、親近感があります。