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2007年1月16日 (火)

おばあちゃんが、心をこめて1本1本焼き上げます

今年も元気な姿で駅弁大会に参加されている、岐阜県 飛騨高山のお団子屋「二四三屋(ふじみや)」の田村艶枝(つやえ)さん。

御年94歳で、元気にお団子を焼き続ける大会の名物おばあちゃんに、お話をうかがってきました!


熟練の手つきで、1本1本、丁寧にお団子を焼き上げるおばあちゃん。

-今年も、京王の駅弁大会にご参加いただき、ありがとうございます。

はい、ありがとうございます。
私は、京王の駅弁大会に参加して35年になります。
周りのお店の方々は代替わりされて、同じお店でもどんどん若い方が出てこられますので、いちばん古いんじゃないでしょうか。
孫も跡を継いでくれるようですし、私も昨年で引退しようと思っていたんです。
でも長年来ていることで、信頼もいただいていますし、何より毎年ここに来るのが楽しみですから。
それで、やっぱり「できる限り続けていかないかん」と思って、今年もやってまいりました。

-二四三屋さんの「みたらし団子」のおいしさの秘密を教えてください。

高山のみたらし団子は、こちらとちがって、しょうゆ味なんです。
店に代々続いている特製のタレを、高山から持って来て焼いていますので、地元と同じ、香ばしくて、おいしいお団子をお召し上がりいただけますよ。

お団子のお餅は、飛騨産のお米をひいて、粉から作ります。粉から作るところは、高山でも少ないかもしれませんね。



みたらし団子(岐阜県/二四三屋)1本税込95円
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お米の味が生きた、もっちりとして素朴な味わい。
秘伝のたまり醤油の香ばしい風味を、焼きたてでどうぞ。



タレにくぐらせて、テキパキとお団子を返す熟練の手さばきをご覧ください。


-地元のお店でも、毎日お団子を焼いているんですか?

はい、店ではかれこれ58年間、お団子を焼いています。
お店は、朝市に合わせて、早くから営業していて、私は朝6時から10時までお店に立っています。
朝市に来るお客さんや、散歩途中の方がたくさんいらっしゃいますよ。
皆さんも、高山へ来たらぜひお立ち寄りくださいね。

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左が、艶枝さんの息子さんで、代表取締役をしている田村年夫さん。
右が、跡継ぎのお孫さんです。

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飛騨高山のおいしいお米から、手作りしたお団子です。
1本1本、心をこめて焼いていますので、
どうぞ、食べに来てくださいねー。

☆番外編〈団子屋のおばあちゃん〉