私、女将の想いが詰まったお弁当です
こんにちは。この度、駅弁対決に「磯の鮑の片想い」をお出しします「魚元」の女将、張間でございます。
「ふくめし」さんに続いて、今回は私から、お弁当と地元の宮古についてお話ししたいと思います!
まず、このお弁当の名前、変わってるとお思いになるかもしれませんね。何を隠そう、私が名付けたんです。
あわびは一枚貝で、いつももう片方の貝を求めているということで、昔から「磯の鮑の片想い」という言い回しをしますよね。
片想いって、ひたむきで、素敵な気持ちだなあと思うんです。(私も、18の頃の片想いをいまだに思い出したりして・・・♪)ともかく、そんな一生懸命な思いをこめたお弁当なのです!
女将の私も、もちろん大会で腕を振るいます!
これまで、あわびを丸ごと1個使い、有田焼の器に入れた「まるごとあわび弁当」(税込2,100円)をお出ししていましたが、今回のお弁当は、中身をさらにグレードアップした、限定特別バージョンです!
お話をいただいたときは、1日600食ものお弁当に使うあわびが確保できるだろうか?と不安でしたが、11月にあわびが解禁になると、天候に恵まれ、何とかご用意することができ安心しました。
まず、こちらがたっぷりと盛りつけた三陸産の蝦夷あわび!!
あわび丸ごと1個をやわらかく酒蒸しにし、厚くスライスしました。
磯の香りとあわび本来のおいしさをご堪能いただけます!
三陸産のいくらは、長年私たちの料亭でご好評いただいている、自家製しょうゆだれで漬け込みました。
数の子を入れるというアイデアで、ひときわ豪華になりました!
素材のおいしさを、存分に味わっていただけます。
こちらは、実は隠れたおすすめ、珍味「あわびの肝煮」。
あわび1個に1つしかない肝を、2個ずつお入れしています。
甘辛の佃煮のような味わいで、お酒のつまみにも良く合い、宮古以外ではなかなか味わえない、貴重な逸品ですよ!
こちらは、地元の宮古駅。のんびりとした小さな駅で、私たち「魚元」のお弁当も販売しています。
「魚元」は、前回、栫(かこい)バイヤーからご紹介いただきましたが、岩手県の宮古駅近くにある料亭です。
「入ってみるまでは、敷居が高い」などとおっしゃる方もいますが、お店に入っていただければ、とても庶民的な雰囲気で、皆様くつろいでいかれるんですよ。
お店では、毎日、地元の海の幸を使った料理をお出ししています。新鮮な素材ならではの「あわびの踊り焼き」や、梅と青じそで味付けした「あわびのお吸い物」など、やはり、あわびを使ったメニューが人気ですね。
あわびを知り尽くした私たちが自信を持ってお出しする「磯の鮑の片想い」。
ぜひ味わいにいらして、会場で気軽に声をかけてくださいね。お待ちしております!