どこにもないカツ丼が、やって来ました!
皆様、初めまして!「煮込みソースかつ弁当」で大会に初参加する、会津「なかじま」の中島重浩です。
今回は「煮込みソースかつ弁当」とは一体全体どんなものなのか、どのようにして作られるのか、私の方からご紹介したいと思います!
そもそも会津でいう「カツ丼」とは昔から「ソースカツ丼」のことで、一般的には、ご飯の上に、千切りキャベツと、ソースをからめたトンカツがのったもののこと。
ただし、私たちの作る「カツ丼」は、それともちがう、まったくのオリジナルで、おそらく日本中探しても他にないでしょう。
この「煮込みソースかつ丼」を考案したのは、先代である私の父。
当時の「なかじま」は洋食屋でしたので、コックをしていた父が、会津のカツ丼を洋風にアレンジしようと思いついたのです。ソースをベースにしながら、スープを加えたり、酸味や甘みを出すためさまざまなスパイスや調味料を試して作り上げたそうです。
当時にしては、高価な値段だったにも関わらず、評判が良く、それ以来当店の看板メニューとなりました。
今では、噂を聞きつけた方が県外からもいらっしゃるほどで、大変ありがたく思っています。
地元の方から県外の方まで「煮込みソースかつ丼」を求めていらっしゃる、現在の「なかじま」です。
さて、その「煮込みソースかつ丼」をどのように作るのかといいますと・・・
まずはソース作りから。秘伝のソースに、別にとったスープを加え、さらに野菜などで味を調えます。
それをじっくりと煮込み、冷ましてから2日ほど寝かせると、ようやく出来上がりです。
豚肉は、栄養豊富でおいしい、福島県産の限定銘柄豚「健育美味豚」を使用。ラードでカラッと揚げていきます。
手間をかけて作られたソースに、玉ネギを敷き、その上にカツをのせます。
香ばしい風味を出すため、じっくり時間をかけて煮込み、最後に卵でとじれば完成です!
煮込みソースかつ弁当(福島県 会津鉄道/会津田島駅)
税込1,000円
見た目は、ソースの色が濃いので、味も濃いのかな?と思われるかもしれませんが、実際は意外にあっさりとしていて、ご飯が進む絶妙な味付けになっています!
私たちは、今回が駅弁大会初挑戦。厨房も勝手が違いますし、大変な量を作りますので、カツをパン粉で仕込むのだけで大変だと思います。
調理長の荒明(あらあけ)も、初めての経験に、気合いが入っています。
スタッフ一同「会津の代表」という気持ちで精一杯がんばりますので、応援お願いいたします!